精度保証・大腸内視鏡検査の総括


当サイトには以下のように内視鏡後・大腸癌の発生数(請求・支払いの件数) 0名と記載されています。
日本では年間15万人の大腸癌が発生しますが、その大部分がポリープから発生する腺癌です。当サイトは、そのような「通常型大腸癌(WHO分類のNOS型)」への勝利宣言をしたと言えます。

一方、大腸の悪性腫瘍の中にはポリープとは関係無い稀なタイプもあります。システムの説明にありますように、当院の精度保証は、そのようなタイプを対象としていません
また、統計上も、そのような特殊なタイプは「内視鏡後・大腸癌(PCCRC)」の集計には入れないのが国際的なルールで、当院の集計も厚生省研究(JPS)の集計も、そのルールで行われています。

そのような特殊な癌の方がおられました。
その方は他の医療機関で診断されたのですが、私が「内視鏡後・大腸癌の追跡調査を重視している」ことから対象外であることを御承知の上、御連絡を頂きました。今も闘病中なのですが、私は感謝に絶えません。

当院の大腸内視鏡は第一ラウンド(通常型腺癌との闘い)から第2ラウンド(特殊型癌との闘い)に入ったと考えています

2022年の「大腸癌最新情報」では、そのような「特殊な大腸癌への対策」を重点的に取り上げます。
具体的には以下のような癌です