ポリープ切除で大腸癌をゼロにできるか?
癌センターなど日本のトップクラスの病院で内視鏡を受け、ポリープを切除しても1年後に、700人に一人が「進行性大腸癌」になります内視鏡後・大腸癌の臨床研究について 。 私は内視鏡後・大腸癌をゼロにすべく68項目の改良を進めました。2015年以後は内視鏡後・大腸癌は無くなり、2018年からは下記の精度管理を導入しました。

 当院の精度管理システム
<1>腺腫発見率UbUc発見率検査精度の指標)を定期的に公開しています。
<2>一検査枠に45分を当て
抜去(観察)時間を記録した写真をお渡しします。
      

「腺腫発見率」が検査の精度を表し、「抜去時間」が、どれだけ丁寧に検査されたかを表します。 
この情報開示により「腺腫発見率〜%の医師が〜分間、観察した」という数字で検査の精度が明白になります詳しく・・・

<3>「内視鏡後・大腸癌」が診断された場合、以下の金額をお支払いします。 
 ランク
ポリープの数 
1年以内に
大腸癌 
 2年以内に
大腸癌 
 3年以内に
大腸癌 
 4年以内に
大腸癌 
A  0個   3千万円 2千万円   1千万円 500万円 
 B 1〜2個  2千万円  1千万円   500万円  100万円
 C   ポリープが3〜4個
 1千万円  500万円   100万円 2023年8月
一部修正
 
 D  ポリープが5〜6個  500万円  100万円   30万円
 E 7個以上 or 初期の癌 or 高度異型
or 10ミリ以上 or 陥凹型
 100万円 30万円 Eランクの方の次回以降の検査について・・ 
 永久
E
aFAP,HNPCC、SPS
その他のポリポーシス症候群
 100万円 30万円 ポリープが多発するハイリスク・グループの方です。診断後はポリープの数に関わらず永久的にEとなります。アスピリンの服用を検討してください(詳しく・・・・
 例外 炎症性腸疾患の方、35歳以下の方、75歳以上の方、日本人以外の方 原則としてEランクになります(理由
 (1)洗浄不良(2)憩室が多い(3)腸が長く屈曲が多い、収縮が強い、癒着が強い(4)手術後(5)痔がひどい等、「死角がある・観察条件が不良の場合はランクが落ちます。  対策は こちらをお読みください
また、過去に大腸癌に罹患した方など体質的にリスクが高いと予測される場合もランクが落ちます。
「癌にならないことを保証します」という意味では、ありません。(1)医師が、患者さんとリスクを共有することで検査精度を上げる(2)内視鏡後・大腸癌の確実な追跡調査が目的です。詳しい条件などは、こちらをお読みください。


 内視鏡後・大腸癌の発生数
2018年3月〜2023年4月で、12,931名( 内訳と全カルテ番号 )が精度管理内視鏡を受けました 
内視鏡後・大腸癌の発生数
請求・支払いの件数
0 集計法
(JPSと比較:専門家向け)
 新規大腸癌は14名でPCCRC-Rate0/14です。
 日本のトップ レベル医療機関で
同数の方が検査を受けた場合の発生数
 18  厚生省研究を基に700分の1の予測値
(1年後の内視鏡後・大腸癌)
内視鏡を全く受けなかった場合  54名   NPSを基に「内視鏡の予防効果」を3分の1として計算