切除ポリープ数の増加

意外な話ですが「切除したポリープの数」は大腸検査の質(=癌予防効果)を表すシンプルな指標になります。



厳密には「癌を何個、切除したか?」「腺腫を何個、切除したか?(腺腫発見率)」「SSAPを何個、切除したか?」などが重要で、「単純にポリープの総数」で話をするのは乱暴な議論です。

しかし、癌化した大きなポリープは精度の低い検査でも見落とされない訳ですから、「微小な病変を、どれだけ見逃さなかったか?」が検査精度の指標になる訳です。

そうすると、大腸検査の精度を表す最も実用的な(つまりシンプルな)指標は何か?というと、最も単純な「切除したポリープの総数」が答えになる訳です


文献
Polypectomy rate is a valid quality measure for colonoscopy: results from a national endoscopy databas
Polypectomy rate: a surrogate for adenoma detection rate varies by colon segment, gender, and endoscopist.