便潜血検査併用の意義の説明と推奨
高精度な内視鏡を受ければ便潜血検査は不要と言う考えもあります。これは、これで根拠があります
(現在は訂正されましたが、昔の米国の大腸癌検診ガイドラインにはこのような趣旨の記載がありました)
しかし「内視鏡の死角」「急速に増大する微小な癌」への対策から、数年に1度の内視鏡を受けている方も「毎年の便潜血検査」は併用すべきであるというのが、現在の「専門家の多数派の意見」です
では便潜血検査はの精度は内視鏡と比較して、どれくらい違うでしょうか?
「大腸癌の発見率」では大腸内視鏡と便潜血検査には差はありません
癌化する前の前癌病変(ポリープ)は便潜血検査では見つかりません。従って大腸癌を予防しようと希望したら便潜血検査は何の役にも立ちません
しかし大腸癌を発見したいということが希望なら、内視鏡を受ける必要は無く便潜血検査だけでも、効果は同じです(詳しく・・・・)