高度死角例へのCTコロノグラフィー併用の推奨
内視鏡後・大腸癌をゼロにするためには内視鏡の品質を上げることが最も重要です。
しかし、解剖学的な理由から「内視鏡の死角をゼロにできない腸」の方がいます
そのような方に、漫然と内視鏡の検診を勧めるのは間違いであり、他の検査(特にCTコロノグラフィー)の併用を勧めることも重要な選択肢になります
責任を持って断言しますが「普通の形状の大腸」の方がCTで大腸癌検診をおこなうのは「時間とお金の無駄であり被爆するだけ」です。
CTコロノグラフィーの威力が絶大なのは「大腸が非常に長く、屈曲しており、便秘がひどく、洗浄液を飲んでも残便が無くならない」という方です
これも責任を持って断言しますが「普通の大腸でない方(観察の死角の大きい方)」が内視鏡を100%信用するのは極めて危険です。