医師の集中力維持のための工夫
機器がどんなに進歩しても診断の要は医師の能力です。医師が最高のパフォーマンスを発揮できるか?が内視鏡の品質を大きく決めます。
(1)医師の体調管理(2)医師がモチベーションを保つ(3)他者による医師の補助、という3点が要です・
(1)医師の体調管理
医師が経験を積むほど年をとりますから、体力は落ちてきます。「自分の体調管理が完璧であること」は優れた大腸内視鏡医の重要な要件です。
(2)医師がモチベーションを保つ
内視鏡後・大腸癌をゼロにするには医師が「ポリープを1個でも多く見つける!」というモチベーションを保たなければいけません。患者さんからすれば「当たり前なのでは?」と思うでしょうが、決して、これは当たり前ではありません。当院の精度保証内視鏡システムは、このモチベーション維持を最大の目的にしています。
(3)複数の目による医師の補助
現時点ではベテラン看護師によるモニターのダブルチェックが最も有効です。数年後にはAIが、ベテラン看護師に代わると予想されますが、現時点ではAIに、看護師に代わるだけの十分な性能は、ありません。(詳しく)