辺縁の十分なトリミング

同じ話の繰り返しになりますが重要な問題なので・・・

前項で述べましたように「不完全切除」は良く起こる現象で、しばしば「内視鏡後・大腸癌」の原因になります

「Extended Cold法」で切除し、切除創を詳細に観察することが肝要です

「遺残の可能性」がわずかでもある場合は、「辺縁のトリミング」を追加します

患者さんは、「ポリープ切除後の写真」をしっかり確認することが重要です。

 
 
スネアー・ワイヤーを周囲の正常粘膜を巻き込みながら「広め」にかけます
 
 
十分なマージンを確保することを目指しますが、
右上方向が「ギリギリ」であることが解ります
 
 
 
カンシで右上方向を追加切除します
 
 
細胞を1個も残さないことが肝要です。
1個でも残れば再発し、やがて癌化します!
「広めに取り過ぎた」位が安全であり、望ましいと考えています。