抜去時間の開示(観察時間を記録した画像を患者さんに渡す)
大腸内視鏡では「挿入の時」は、観察はできません。「盲腸から抜いてくる時」に観察します。
ですから抜去時間が重要で、長ければ長いほど精度が高くなります
もっとストレートに言うなら
抜去時間と、患者さんの大腸癌死亡率は逆相関します
抜去時間が2倍になれば、患者さんの大腸癌死亡率は二分の1になるという意味です
これは臨床研究で証明されています(詳しく)
抜去時間(=観察時間)を患者さんに開示することは、腺腫発見率の開示と同じ効果・意義があります