リスクの階層化と適切な検査間隔の設定
「リスクが非常に低い方」とは(1)ポリープがゼロ(2)癌の家族歴が無い(3)喫煙などの危険因子が無い、の3つの条件を満たす方です。
そのような方は、大腸内視鏡は10年に1度で十分と考えられています。
逆に「リスクが非常に高い方」は(1)腺腫多発症(2)SPS症候群(3)HNPCC状態(4)過誤腫症の、どれかになります。多くは「癌の家族歴が濃厚」で、喫煙・肥満などの大腸癌危険因子があります
そのような方には毎年の内視鏡が推奨されます。
特に危険なのはHNPCCの方です。微小なポリープが1年で癌化することもあります。