リスクの階層化
大腸癌リスクを予想することはポリープを切除することと同じくらいに重要です。
リスクは患者さんにより、大きく異なり、内視鏡が「10年に1回」でよい方もいれば、毎年検査を続けないと大腸癌が予防できない方もいます。
一般的目安としては「3年毎の検査が妥当」という意見もありますが、全員に一律に「〜年毎の検査を勧める」というのは無意味です
「リスクが非常に高い方」に「次の内視鏡は3年後でいいですよ」と説明するのは(結果として)癌を見落とすのと同じことになります。
逆に 「リスクが非常に低い方」に「3年毎に検査しましょう」と説明するのは過剰検診です。
正確なリスク予想と「適切な次回の検査時期の設定」はHigh Quality Colonoscopyの根幹となります