頻繁な体位変換
大腸検査では空気を入れて腸管を膨らませて観察します。当然「上側が膨らみ、下側はしぼみます(よく見えない)」
「観察時の体位変換」は死角を無くすために最も基本となるテクニックです。180度、体の向きを変えることで「よく見える部分」と「よく見えない部分」が逆転するのです
観察時の体位変換が見落とし防止に重要なことは下記の文献でも報告されています
A simple method to improve adenoma detection rate during colonoscopy: altering patient position.
実は、ここが「鎮静剤使用・大腸内視鏡の最大の欠陥」です
鎮静剤で寝た状態で検査をすれば快適ですが、観察時に体位変換ができないため精度が大きく落ちます
これが鎮静剤使用・大腸内視鏡(眠りながらの検査)の実際の様子です