屈曲部の往復

峠での交通事故の大半がカーブで起こるのと同じで、大腸内視鏡の見落としは全て「屈曲部」で起きます。

医師が居眠りをしない限り、「腸管が真っ直ぐ」な所では、見落としは、まず起きません




「旅では行きと、帰りで風景が違って見える」と言います(もちろん心理的な効果です)

大腸内視鏡でも屈曲部は「スコープを入れる時」と「抜く時」で全く違って見えます。これは心理的な効果ではなく、
腸に加わる力のベクトルが変わり腸の形が変わるからです

ですから、往復=「入れる時」と「抜く時」の両方で、屈曲部を繰り返し見ることが重要なのです