大腸癌最新情報

大腸検査の品質の指標=腺腫発見率olicy&

検査を受ける前と受けた後で、どれだけ大腸癌のリスクが低下したか?が品質の指標になります。リスクを低下させる上で重要なのは腺腫(前癌性ポリープ)を1個でも多く切除することです。


実際に「腺腫発見率の高い検査」を受けた方ほど、その後に大腸癌になるリスクが低いことが、二つの臨床試験で証明されています。
2010年ポーランドの臨床試験より

2014年米国の臨床試験より



Q:通常の病院の腺腫発見率何%位ですか?
A: 国内外の専門医の公表されている成績は30%前後が多いです。極めて丁寧な検査をすると70%近くになるという報告もあります。

Q:腺腫発見率ではなくて、もっと直接的なデータ「ある医師の検査を受けた患者の、その後の大腸癌発生率」を知りたいです。公表できないのですか?
A: PCCRC-Rateという数字がそれに相当します。しかし、例えば過剰検査をおこなう医師は成績がよくなりますから公正なデータにするのが難しいのです。この問題はPC版のページに詳細があります。

Q:苦痛無く検査できる医師、毎日、たくさんの検査をしている医師、口コミで人気がある医師に検査を受ければ大腸癌を確実に予防できますか?
A :いいえ。それらの技術・経験と腺腫を発見する技術は別のものです。実は経験豊富な医師ほど、多くの患者さんが集中し、流れ作業となり見落としが多くなる傾向があります。これが臨床研究により明らかになった現実です。「腺腫発見率」は、この現実を公明正大に開示します。