洗浄不良だった方へ・・・・・次回の検査の際は以下のような対処法を御検討下さい

(1)食事制限(野菜・果物・繊維の制限)を2〜3日前からしていただく

(2)市販の下剤を2〜3日前から服用していただく

(3)早めに来院して待合室で1〜2リットルのマグコロール液を追加で飲む(
予め追加分を御自宅へ郵送するのは難しいです。予約時に郵送されるマグコロールが薬事法上の上限量だからです)

ほとんどの方は(1)〜(3)で十分な洗浄効果が得られるはずです


高度の便秘症の方は・・・・

(4)更に強力な方法として・・・予約の時に御名前の前に(倍)と記入してください

マグコロールの倍量の効果のある「モビプレップ」を御送りします
ただしモビプレップは洗浄効果が高いのですが「不味い。飲みにくい」と味が不評です



再検査の時期については、こちらをお読みください


更に・・・・
超・便秘症の方で下剤が非常に効きにくい方は・・・・(4)と(3)を併用してください

<重要!>
予約時に郵送される下剤には「これを飲めば完璧に洗浄されます」という意味はありません。多くの方が「もう飲めない」と感じる限界であることから薬事法で決めた上限量にすぎません。しかし現実的には「これだけ飲めば完璧に洗浄される」という量ではありません。

ちなみに院長の鈴木はいつも6リットルを飲んでいますが、それでも時に洗浄に失敗します(院長・鈴木の大腸検査の動画)。専門家が自分の検査でも失敗するのですから・・・患者さんも絶対に成功する方法は無い訳です。

当院が推奨するのは(3)の方法です
検査の進行具合にもよりますが大抵の場合は待合室で1時間前後の待ち時間が生じますので、ここで1〜2リットルのマグコロール液を追加で飲むのは非常に合理的です。

<よくある質問>

Q:前回の検査で洗浄不良と言われたのですが、最後の排便は透明でした。何故ですか?
   A:これは、よく起きます・・・
残便が上行結腸のカーブを超えないために、上行結腸より、肛門に近い方は綺麗に洗浄される(便は透明になる)のですが、上行結腸に便が残ってしまうのです。
洗浄不良とは大部分が「上行結腸の洗浄不良」である場合が多いです。

確実な対策は・・・・ありません。

便が透明になっても、安心せずに更にダメ押しで洗浄液を飲んでいただく、しかありません。