私自身が自分の検査を施行して、「大腸内視鏡の問題点」を患者さんと共有し解決を試行錯誤していきたいと考えています。


第1回目 2001年 動画無し
開院する直前に信頼しているベテランの専門医に依頼しました。診断は「異常無し」でしたが「腸が非常に長く、洗浄が不良」とのコメントをもらいました。


第2回目 2011年 セルフ内視鏡そこで、2回目は洗浄液を6リットル飲み、自院での「セルフ内視鏡」に挑戦しました。横行結腸が非常に長く、挿入は難航し20分ほどかかりました

結果は・・・3個のポリープをホットバイオプシー法で切除しました。最後の病変は直腸・S字移行部の「屈曲部」にあり処置の難しい病変でした。


第3回目 2012年 セルフ 動画無し
1年前に切除した病変が「処置し難い」場所だったため、不完全切除(再発)の可能性が無いか、確認の検査を翌年に施行しました。結果は「異常無し」でした。残念ながら今、動画ファイルを探しているのですが見つかりません。


第4回目 セルフ 2017年
前回より5年後フォローとなる検査をおこないました。

挿入部分のみの無編集の動画(約20分)は、こちらにあります。結果は・・・微小な過形成ポリープ1個のみを切除しただけでしたが、腸管洗浄液を6リットル飲んだにもかかわらず、腸内に粘液が残っており「前処置不良」でした。この前処置ですと、1〜2年以内に再検査が必要だと考えます(涙)。醜い動画ですが、前処置で苦労している患者さんの励みになるかなと・・・



 第5回目 セルフ 2018年
前回が洗浄不良だったので、洗浄液をさらに増やして8リットル飲んで1年後の再検査です

Self Colonoscopyは、もう4回目で慣れてきたと思うのですが、やはり腸が長く挿入には時間がかかります。5ミリの腺腫と5ミリの過形成(SSAPタイプ)をコールド法で切除しましたが、腺腫は屈曲部にあり切除は難航しました。


第6回目 セルフ 2023年
今回も洗浄液を8リットル飲んで5年後の再検査です

私の横行結腸が長く、屈曲しています。それで数回、往復して観察しましたところ見直しで大き目の腺腫が見つかりました。私は、このような病変を「セカンド・ルック・アデノ―マ(腺腫)」と呼んでいます。上行〜横行にかけて5個の腺腫が見つかり、うち2個は「セカンド・ルック」で見つかりました。


次回予定 2026年〜 2027年頃
腺腫を5個切除しましたので次回は3年後の予定です。
今後も検査終了後に、動画をアップロードしていく予定です