ソーセージ、ハム、サラミなどの「日持ち」する肉です。加工で分子構造が変化して「独特の美味」がある、腐敗しにくい肉です
これは多くの疫学調査で確認され、国連(WHO)も認めた事実です。「毎日のベーコン2枚」で大腸癌リスクが2割ほどUPします。
今までの定説は「赤い色付け」に使う亜硝酸塩が発癌物質に変わるという説です。
それで「硝酸未使用(色は悪いけど安全)」を謳う商品もあります。
これは尊敬すべき企業努力です。しかし最新のNatureの記事は「硝酸以外の真犯人」を主張しています。それは・・
「小腸オーバーフロー説」です。
理論的にプロテインは小腸での吸収が良いので、大腸へのオーバーフローが無く大腸癌リスクが低いと言えます。
但し体を作るため吸収キャパシティを超えて過剰に摂取すればオーバーフローを起こすでしょう。過剰に摂れば自然の肉も加工肉も危険性は同じ、という訳です。
100度前後(煮る、蒸す)なら分子構造は変化せず消化に影響はありません。しかし200度近い高温(焼く、揚げる)では化学反応(メイラード反応)が起きて消化しにくくなります。家庭料理でも「焼きすぎ・揚げすぎ」は加工肉と同じ訳です。
今後、食品メーカーは「人の消化酵素で分解されやすいが美味しいい加工肉」の開発に乗り出すかもしれません

【文責】 本郷メディカルクリニック 院長 鈴木雄久