先端フードの使用


内視鏡の先端に透明フードを装着すると、このフードで「腸の襞をめくる」ことができるので観察の死角が減少します。これは、多くの文献があります(下記)

 

以下は手前味噌な話ですが・・

透明フードの有用性を世界で最初に報告したのは現・昭和大学教授の井上晴洋博士で1993年のことです。

私は1999年に「無送気+透明フード=ループを作らない挿入(ストレート法)」を発表しました。

苦痛なく大腸内視鏡を挿入する方法を皆が試行錯誤していた時代の話です。


 

鈴木雄久 「新しい大腸内視鏡挿入法(ストレート法)の開発」1999年、第58回日本内視鏡学会シンポジウム