ハイ・リスクの方への他の癌検診の推奨

大腸癌の原因となる遺伝子は複数あるのですが、この中で「大腸癌だけに」関係する遺伝子は一つしかなく(APC遺伝子と言います)、他の遺伝子(RAS,RAF、EGFR,PI3K,p53、TGFβ、MLH1など、)は、「あらゆる癌に共通」です。大腸にポリープが多発する方は大腸だけの問題ではなく、「全身に癌ができやすい」傾向があります。



このような方は「定期的に内視鏡を受けていれば大丈夫」という発想は危険で、タバコなどの発癌物質を回避するライフスタイルの改善など、総合的な対策が必要です。