エイズが心配です。ステリスなら100%大丈夫なのですね?
標準的消毒である「フタラール5分間消毒」でも「酸性水消毒」でもエイズが死滅することが確認されています(過酢酸は未調査ですが、専門家は有効性を疑っていません)。エイズは「消毒に弱いウイルス」の代表です。
標準的消毒の5倍の消毒をおこなうステリスはエイズよりも消毒に抵抗性のある未知の病原体を想定しています。
したがってエイズに関しては100%、大丈夫と断言します
ただし、「全ての未知の病原体に100%大丈夫」とは言えません
過去の教訓から病原体の多様性は人間の科学技術を超える場合があります
「現時点の科学技術で、できる限りのことをする。」というのがステリスの思想です。
これがどういうことか・・・解りやすいたとえ話をします。
アフリカでは「エボラ出血熱ウイルス」などの致死率100%のウイルスが流行しています(ちなみにエイズもアフリカ由来です)
これらの新興病原体の消毒法は確立されていません。
もし、日本で「エボラ出血熱ウイルス」の疑われる患者さんが内視鏡を受けたら?
良識ある医師なら、その内視鏡は検査後は「標準的消毒」だけでは済まさないでしょう。かといって内視鏡は400万円近くしますので「疑い」で、即座に破棄はできません。
おそらく「標準的消毒」の数倍の消毒を、言い換えるなら「現時点で、できる限りの消毒」を、おこなうでしょう。・・・・おそらく、その内容はステリスに近いものになるはずです。
ステリスは、そのような消毒を特殊な場合だけではなく全ての患者さんに適応します。
このような考えを、「ユニバーサルプレコーション(普遍的予防策)」といいます。