胃癌は「治療」から「予防」の時代へ・・・・・胃癌の本質は「家族内伝染病」
大腸癌はポリープ切除により100%近く予防されます。
では、胃癌はどうすれば予防できるのでしょう?
「胃カメラでポリープを切除すれば予防できる?」
・・・・・・・・Noです(大腸と異なり胃のポリープが癌化することは稀です。)
胃癌の元は「胃炎」です。そしてその最大原因はピロリ菌です
そして・・・・
「早期のピロリ菌治療=胃癌の予防」です。いわば「大腸のポリープ切除」に相当します
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ピロリ菌陰性の方の胃です。滑らかな「ひだ」がみえます。この方はおそらく胃癌になりません |
ピロリ菌が陽性の方(慢性胃炎)です。「ひだ」が肥大しています。胃癌はこのような胃から発生します |
胃癌は世代間の伝染病
「胃癌の多い家系」が良く見られますが実はピロリ菌が家族内感染したためと言われています。
胃に菌がいると口腔内からも菌が検出されます。感染経路は「親から子への感染」が主で、「夫婦間の感染」は稀です。感染するのは、主に免疫力が弱い子供なのです。
胃癌予防に「便によるピロリ菌の家族検査(自宅検査)」を勧めています
この方法は自宅で調べます。非常に簡単で、10分で結果が判明します。胃カメラも、試薬を飲む必要も無く赤ちゃんでも検査可能です。この検査キットは郵送で入手できます。
(*)除菌による胃癌予防効果について、詳しくは・・・・「ピロリ菌と胃炎・胃潰瘍・胃癌のサイト」をお読み下さ