コロナウイルス感染が治癒した方の検査について この問題について、現時点で正式なガイドライン、指針、ルールは有りません。当院の独自の方針としまして
(1)症状が入院を要しない軽微の方は、陽性確認後50日後から
(2)入院を要する症状があった方は退院後50日後から
内視鏡可能な期間とさせていただきます。御了解、御願い申し上げます。
便中のウイルス排出(PCR)の期間を調べた報告は以下のようなものです
(1)2020年9月の報告 最長は 発症後 32日
(2)2020年3月の報告 最長は 発症後 31日
(3)2020年7月の報告 陰性化までの平均は発症後34日
(4)2020年7月 咽頭からのPCR陰性になった後6〜10日間は便のPCRは陽性
(5)2020年12月 咽頭からのPCR陰性になった後、最低24日間は便のPCRは陽性
これらの報告を踏まえ、2週間ほどのマージンを確保して上記の目安(50日)を当院の独自の方針としまして設定した次第です。コロナウイルスワクチンを受ける場合の検査について この問題も、現時点で正式なガイドライン、指針、ルールは有りません。当院の独自の方針としまして
(1)検査を受ける前は、ワクチンを、いつ打っても、特に問題ありません
(2)検査を受けた後はワクチンは3〜7日後が、無難かもしれません
理由はワクチンの副反応で体調不良になる場合があり、ポリープ切除後の出血が重なると対処が難しくなる可能性があるからです。副反応も切除後出血も頻度の多い物では無く杞憂かもしれません。一方、ワクチン接種後に血圧が上がる(出血し易くなります)という報告もあり、意外と稀では無いかもしれません。欧米では特に問題となる報告は無いのですが、日本人は副反応が欧米より多いようなので用心した方がいいかもしれません。
内視鏡の消毒・感染対策については、こちらを、お読みください。