狭心症、心筋梗塞、脳血栓症、動脈硬化予防のため血液を固まりにくくする薬を飲んでいる方は・・・・
これらの薬を服用されたまま「大きなポリープの切除」はできません。
下表のような薬の効果が無くなる十分な休薬期間が必要です
過去に命に関わるような重大な事態を経験し、休薬が危険性を伴う方は休薬をせずに検査を受けるべきです。内視鏡検査自体は問題ありません。
また小さなポリープでしたら、服薬したまま、そのまま当日に切除します。これは「コールド・ポリペクトミー+クリップ法」という方法で施行します。この方法なら全く問題はありません
ただし、大きなポリープには使えません。後日、日を改める必要があります。
過去に重大な事態を経験したことは無く、「予防的な意味合い」で薬を服薬されている方は・・・・処方されている先生に相談の上、休薬をしていただければ、当日は大きなポリープも切除し、極力、検査の負担が当日1回で済むようにします。
<重要!>休薬は必ず処方されている先生に、このページを見せて了解を取って下さい。了解が頂けない場合は休薬をせずに検査を受けるのが安全です。また、休薬により心筋梗塞、脳梗塞等が発生した場合、当院ではカテーテル治療等はできませんので搬送で対応が遅れます(当然の話ですが死に至る危険があります)。主治医の先生が休薬は危険と判断されるような場合は当院ではなく「カテーテル治療の可能な大きな総合病院」で内視鏡を受けるのが最も安全です。
この表の休薬期間は大体の一般的な目安です。GOOGLEなどで「抗血栓薬の休薬期間」で検索していただきますと、より詳しい資料が入手できますが施設により若干の違いがあります。(この表は聖マリアンナ医科大学HPより転載させていただきました。)
絶対的な休薬必要期間と言う意味ではありません。例えばアスピリンでしたら「小さなポリープでしたら休薬は不要」「大抵のサイズのポリープは3〜4日で十分」「非常に大きなポリープ切除には10〜14日の休薬が必要」というのが大体の目安になります