以下のような薬を飲んでいる方が、細胞検査・ポリープ切除を受ける場合は、薬の効果が無くなる十分な期間(休薬期間)にお薬をストップしなければいけません。
|
|
|
|
アスピリン (バイアスピリン、バファリン81) |
7〜10日間(下注:3〜5日で十分という意見もあり) |
|
塩酸チクロピジン (パナルジン) |
10日間(下注:5日で十分という意見もあり) |
|
イコサペント酸エチル(EPA) (エパデール) |
10日間 |
|
ジピリダモール (ペルサンチン、アンギナール) |
2日間(徐放錠に関しては成分が残存する可能性あり) |
|
シロスタゾール (プレタール) |
2日間 |
|
ベラプロストナトリウム (プロサイリン、ドルナー) |
1日 |
|
塩酸サルボグレラート (アンプラーグ) |
1日 |
|
リマプロストα−デクス (オパルモン、プロレナール) |
1日 |
|
ワーファリン |
3〜5日間、PT-INRやトロンボテストで確認のこと |
この表は札幌厚生病院ホームページより引用させていただきました (参考資料)
注:休薬期間を長くすれば、その間に血栓症のトラブルを起こす危険は高くなり、逆に短くすればポリープ切除後の出血(切除後3日以内が多いです)の危険が高くなります。この表の期間は上記参考資料による「古典的な休薬期間」ですが、止血機能が完全に回復する(薬の影響が皆無になる)安全期間になっています。最新の2005年の内視鏡学会の指針ではアスピリン、パナルジンなどは3〜5日の休薬期間でよいとされています。しかしながら、当院のようなクリニックでは出血した場合に入院、輸血、止血のための血液(血小板)製剤の投与などができません。私の経験では止血機能が悪い方が出血した場合には通常の内視鏡的止血術をしても反復して出血する場合が多いです。従いまして当院では安全のために「長め」の期間を勧めています。
いずれの場合もポリープを切除した場合は・・・切除後、さらに7〜14日の休薬が必要です
個々の患者さんで「休薬でトラブルを起こす危険性」は、異なります。
休薬に不安のある方、休薬で大きなトラブルを起こす危険の高い方(心房細動や心臓人工弁置換手術後の方など)は・・・・まず休薬せずに観察のみの検査を受けてポリープが発見されてから、担当の先生と相談の上、休薬期間を決めていただくことを勧めます・・・・・多くの場合、担当の先生は「短めの休薬期間」を、内視鏡医師は「長めの休薬期間」を安全と考えておりますので・・・・・・患者さんも混乱することがあります
参考 3ミリの微小ポリープです。
通常は「短い休薬期間」で切除しますが・・・・切除後10日目に出血し、緊急内視鏡(止血術)を施行しました