大腸ポリポーシス(多発性ポリープ)は極めて癌化しやすい危険な状態です。しかし・・・胃のポリポーシスが危険視されることは通常はありません・・・・ポリープはおそらく「多発性過形成ポリープ」では?これは切除の必要性は全くあり ません。(特に胃庭線ポリープ)。なぜなら癌化することはないからです。「多発性過形成ポリープ」ならピロリ菌を除菌すれば消えることが多いはずですが・・
Thursday, December 13, 2001 4:48 PM
Subject: 胃ポリープに関する質問(至急) 胃のポリープは大部分が悪性ではないとの事、 どの程度なのでしょうか?
祖母(68歳)は4年前の定期検診で初期のポリープが発見されました。 しかしその後3年間、特にポリープの状況が肥大することもなく、 治療、投薬も特には受けてきませんでした。
しかし先日の定期検診で、4年目にして去年の4倍の大きさになっている、 との発見により、 紹介状とレントゲン写真を持参し国立病院へ精密検査へ行くことになりました。
最先端医療、と呼ばれるこの分野において、 他の方法はなかったのでしょうか?
ポリープには2種類あります。癌化するポリープ(腺腫)と癌化しないポリープ(過形成ポリープ)です。大腸ポリープは腺腫のことが多いのですが、胃のポリープは大部分が過形成ポリープです。したがってめったに癌化しません。
お祖母さんのポリープは過形成ポリープだったので しょうか?腺腫だったのでしょうか?専門医なら、通常は切除しなくても1度は細胞検査をしてどちらなのかを確認しているはずなのですが・・・
もし、腺腫ならたとえ小さくても放置せずに切除するべきでした(・・・・医師の怠慢といわれてもしかたないでしょう)
過形成ポリープならどのくらいの大きさだったのでしょうか?過形成ポリープは通常はかなり大きくならないと癌化しません。もし、2cm近かったら切除すべきでした・・・
先日、会社の健康診断を受けました。
ペプシノーゲンT 53、9
PGT/PGU 2、6
という数値でした。
体調は良好で、元々腸は弱い方ですが 胃は丈夫で痛むこともありません。 やはり、胃カメラ検査を受診した方がいいでしょうか?
基準からは「陽性」です。(ペプシノーゲンT 70 以下、PGT/PGU 3以下が 基準)
これは「萎縮性胃炎」があることを意味します 直ちに胃癌があることを意味するものではありません。(腫瘍マーカーではありません)しかし、萎縮性胃炎は胃癌に
なりやすいことがわかっていますので胃カメラが理想です。 より詳しく
1)我々専門の医師が自分自身および家族が健康診断をうけるときは最初から胃カメラにし ます。ただし、「痛みとか感染等のリスク」を考え医師を選んで受けます。
2)全く逆です。バリウムは後壁(背中側)は全体的にみえますが、接線方向や前壁 はほとんどわからず死角になります。これはバリウムの宿命です。またバリウムは医
師(技師)による優劣の差が激しいのいですが、胃カメラは初心者でもそんなにひど い見落としはありません。
なお最近は「人間ドックは最初から胃カメラ」というのが主流です。会社の検診などではバリウム検査のかわりに血液検査(ペプシノーゲン法)で1次スクリーニングをおこない、陽性者に胃カメラをおこなう、というスタイルが支持されています。
もし胃のポリープが「胃底腺ポリープ」というもので数個あっただけなら大腸がんの 危険因子とはいえません。これは癌化しないものです(むしろ逆に胃底腺ポリープの
ある方はガンになりにくいのです)
しかし胃のポリープが萎縮性胃炎に合併した過形成ポリープなら大腸の検査もおすす めします。経験的に合併することが多いです
この前,人間ドックを受けましたら,ピロリ菌の検査が陽性でした。胃の検査では異常が無かったのですが,治療したいのですが医師は「様子を見ましょう」としかいってくれません・・・
ピロリ菌は胃にすみつき慢性胃炎を起こし,胃潰瘍,十二指腸潰瘍の原因となります。現在,保険上,認められているのは胃潰瘍,十二指腸潰瘍の方だけです。除菌治療は抗生物質を多めに飲みますので,副作用や医療費のことを総合的に考えると「潰瘍等の病気のない方,慢性胃炎だけの方」に除菌をおこなうのは「やりすぎ」というのが一般的な考えです。しかし,現在,「慢性胃炎の方にピロリを除菌すると胃がんが予防できるか?」ということを調べる治験が現在,進行中です。この予防効果が確認されたら将来,慢性胃炎の方も除菌の対象になります。
「呑気症」ではないかと思います。これは精神的ストレスから無意識のうちに空気を飲み込んでしまう現象です。 他に食道ヘルニアや腸の通過障害なども考えられます。 症状が最も激しい時に,近所の医院でお腹のレントゲンをとると診断に役立つと思います。