- 血便が多く大腸癌が心配です。予約まで待って大丈夫ですか?至急検査すべきですか?
症状だけから、この質問に明確なお答えは難しいです。 最終的には患者さんが決めるべき問題になります。当院は土曜日の最後に枠を追加して「至急検査枠」としています。(医療費が1万円加算となります。また予約には、事前に来院してください)
- 検査が不安です。傷みに弱いです。麻酔をつかっていただけますか?
私は技術に絶対的な自信を持っています。挿入時は、癒着が強い方などは麻酔(鎮痛剤)を適宜使用します(その判断は私に全てお任せください)ので安心してください。 但し、抜去時は観察のために空気を入れますのでどうしてもお腹が張ります。更にポリープを切除する時には更に空気が入りますからお腹が張ります。この不快感をゼロにするには抜去時にも麻酔を使う必要があります。ひどい場合は麻酔使用も考慮しますが、内視鏡の精度が大きく落ちるので「最後の選択」です。精度の高い検査には抜去時に体位を変えたり、呼吸を止めたりなどの「患者さんの協力」が不可欠だからです。。- 麻酔、鎮静剤をつかいたくありません。可能ですか?
挿入に関しては全く問題ありません。抜去時は上記の通りです。- 痔があります。支障はありませんか?
検査前の下剤で痔が一時的に悪化します。これは避けられません。一番いい方法はお風呂をわかして自宅で下剤を飲み痔が痛くなったら温浴することです。痔の軟膏や座薬は観察の大きな支障になりますから検査当日は使ってはいけません。- 普段服用している薬は中止するのですか?
中止が必要なのは血液を固まりにくくする薬(詳しくはこちらを)と糖尿病の薬(絶食ですから服用すれば低血糖になります。主治医の先生とよく相談して下さい)です。他の薬、精神科の薬、睡眠薬、コレステロールを下げる薬、喘息の薬、高血圧の薬、リウマチの薬、ステロイドなどは全て普段どおり服薬して問題ありません- 遠方から来ます。下剤(2リットルの腸管洗浄液)はどのように飲むのがいいですか?
選択肢は3つあります。(1)院内で下剤を飲む・・・ただし、当院にはトイレが二つしかありませんので、あまり快適な使用は期待できません(2)新幹線の中で下剤を飲む・・・・これも快適とはいえません(3)ホテルに前日から宿泊する・・・当院の至近のホテルではフォレスト本郷をお勧めします。文部省系のホテルですが一般の方も利用できます。料金も安く綺麗で宿泊客も学者関係が多く静かです・・・・・(裏技)東大の施設を利用する。たとえば東大博物館は当院から徒歩1分、無料です。- カードは使えますか?
使えません。- 駐車場はありますか?
ありません。また、鎮静剤を使いますから電車での来院を推奨します- 家族が検査に立会い(見学)可ですか?
可です- 生理と重なっても大丈夫ですか?
特に問題はありません。尚、妊娠中の方は原則として検査は、できません(授乳中の方は検査後24時間、授乳を、お休みすれば、問題ありません)