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このページは以前、大腸検査が失敗し、さしせまった状況にある方のために作製しました。
内容は、かなり「特殊」です。
当院で大腸検査を受ける方の多くは「以前、他の医療機関で大腸内視鏡でつらい思いをした」という方で、かってメディアに「やり直し専門クリニック」と評されたこともあります。
特に「高度癒着、過長な腸のため、他施設で内視鏡が奥まで入らず失敗(中止)した。」という多くの方が再検査に訪れます。
そのような方の大部分が当院では、大きな苦痛が無く成功(盲腸まで到達)します(資料)
大腸内視鏡は難しい
気管支、胃、膀胱、子宮など様々な内視鏡がありますが、大腸内視鏡は最も難しいとされています。その理由は他の内視鏡が真直ぐの管腔臓器に機械を挿入するのに対し「複雑に曲がりくねった腸管」に挿入しなければならないからです。同じ理由で「小腸の内視鏡」は大腸内視鏡よりも、はるかに難しいのですが、これは「極めて特殊な検査」なので別に考えます。ある程度のトレーニング(経験500例くらい)を受けた専門医なら大部分の患者さんは問題なく成功します。しかし0.1〜1%の「複雑な腸管の」患者さんは経験1万例以上のベテランでないと成功しません。更に0.01%の特殊な方は、成功するのは数名の医師しかいません。
一般的な大腸内視鏡挿入法
腸管の方向を知るため(視界確保)空気を入れます。すると腸管がふくらみ視界が開けると同時に腸管は曲がります。曲がった腸管に内視鏡を押し込んで入れ、引き戻してまた真直ぐににするという「シャクトリムシ」の作業をくり返しながら腸管を「畳み込んで」最後に直線化して内視鏡を進めていきます。大部分の方は(押し込む時に多少の痛みを感じますが)これで問題なく挿入が成功します。
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なぜ前回失敗(中止)したか?
手術の影響や骨盤内感染症が原因で大腸が癒着します。この状態で、曲がった腸管に内視鏡を押し込んで入れると癒着部に強いテンションがかかります。強い痛みを生じ、更にムリをすれば穿孔(腸が破ける)となり最悪の事態となります。前回検査が途中で中止になったのは医師が「これ以上テンションを加えると穿孔する」と判断したからです。多くの専門医はこの限界を知っています。つまり経験豊富な専門医が適切な判断を下したので中止になったのです。多くの患者さんは「自分が強い痛みを訴えた」「麻酔が足りなかった」ために中止になったと思っていますが、これは正確な理由ではありません。
腸が長すぎて失敗する原因は、少し意味が違うのですが、根本的には「腸を伸ばしすぎた」ことにあり、同じ理由です
もう一つの挿入法
上記の方法と異なり、腸管の方向を知るための空気を最小またはゼロとし、ふくらませずに真直ぐのままの腸管に内視鏡を挿入する方法を「ストレート挿入(軸保持短縮)」と言います。この挿入では「押しては引き、押しては引き」ではなく「抵抗無くスルスルと真直ぐに入れていくだけ」です。しかし、この方法は空気を最小とするため、進むべき方向が非常に解り難いのが欠点で、ここにかなりの修練が必要です。
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麻酔を使えば解決するか?
以上を理解していただければ癒着の強い場合は「極力、腸管を屈曲させないで直線的に挿入」することで乗り切るべきであり、「屈曲させたままの腸管に麻酔で傷みを消して強引に内視鏡を押し込む」ことは「大変危険」であることが理解されると思います。喉の反射が強い人に軽い鎮静剤を使うと胃カメラが楽にできるのとは本質的に違う問題なのです。
当院の大腸内視鏡挿入法
専門医の多くが軸保持短縮法を理想と考えていますが、厳密に軸保持短縮法を習得しているのはごく一部です。そして、軸保持短縮法は「送気量」でいくつかの段階に分けることができます。
下にいくほど、より腸管の屈曲が少なくなり挿入ラインが直線に近くなり癒着腸管でも挿入成功率が高くなります。
しかし、同時に、より「盲目」に近くなり高度の挿入技術が必要になります。
私は1999年に3の挿入法を学会で発表して以来、この方法の改良を進めてきました。他での失敗例が当院で成功しているのは全てこの挿入法によるものです。逆に言えば、「一般的挿入法」で入れるという条件なら、高度癒着の方は当院でも挿入に失敗します。大腸内視鏡とは、そういうものです。
・・・・・・しかし、全員が成功するわけではありません。極めて癒着が強い場合、腸の走行が先天的に特殊な場合などは3の挿入でも入らない方がいます。このような場合、「麻酔で傷みを消して強引に内視鏡を押し込む」ことはしません。検査は中止となります。患者さんには他の検査(レントゲン検査、PET検査など)を勧めます。
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通常の検査予約とは別に「他で失敗した方」を対象に「検査成功の保証」をおこなう特別予約枠を設けます。
保証するのは、技術に自信があるからであり、専門医としての患者さんに対する責任の表明でもあります。
概要は以下の通りです
もちろん、「通常の予約」で予約していただいてもかまいません。当院で以前に検査を受けた方、次回の2回目以降の予約の場合は、特別予約でなくて通常枠で予約してください。2回目以降の場合は腸管の挿入パターンが、わかっており記録していますので別料金は必要ありません。
この特別予約は1日一人限定とし通常予約枠とは別に受けます
・・・・をメール (suzuki@naisikyou.com)にて、お送りください
| 最近の実績として・・・「特別予約」の方の9割以上は当院で成功しています(参考資料。随時更新中) |