平成23年6月20日 新谷弘美氏(港区赤坂6-10-17 Shinya Office)、 掛谷和俊氏( 千代田区麹町1-7-25 半蔵門胃腸クリニック )より 代理人弁護士・吉永英男氏(千代田区麹町1-6-6-5 ENA総合法律事務所 Tel 03-3263-3860)を通して以下のような配達証明が送られてきました。

1:新谷弘美氏、掛谷和俊氏が大腸内視鏡を失敗した事実は無い。従って当院サイトの内容は虚偽である。

2:平成23年6月27日までに当院サイトの内容を削除しない場合は民事・刑事両面で当院を相手に訴訟を起こす。

 

これに対し私は同日中に吉永英男氏の事務所を通して「当院サイトの内容に虚偽は無く、削除する意思は全く無い」と伝えました

 


以下、私見です。

私は、このような論争は弁護士・裁判所に頼るべきでなく学会でおこなうのが「医師の王道」と考えます。

裁判になった場合、最大の被害を受けるのは(医院が休診になりますから)新谷先生、掛谷先生や私を信頼して検査の予約を取った患者さんです。

内視鏡学会では毎回「どのような大腸内視鏡の方法が理想的なのか?」というテーマで全国の専門医が議論をしています。

掛谷先生は言うまでもなく新谷先生も講演活動で頻繁に来日していますから、合間にお互いが医院を訪問し互いの技術を披露しあい意見を交換すれば「大腸内視鏡挿入技術」は大きく進歩するでしょう。

私は自分の考えを伝えたく吉永英男氏事務所に、連絡したのですが返事は「吉永には、話し合いを拒否する権利がある」でした。

新谷先生は「私の最も尊敬する医師」であり、紳士的解決を期待していた私は失望しました。

 

約束した期限になっても新谷先生からの訴状は届いていませんし、何ら連絡もありません。

私のサイトが「挑戦的」なのは事実です。しかし医学を進歩させるのは「切磋琢磨」です。

「新谷式大腸内視鏡と私の大腸内視鏡(呼称は医師によりいくつかあります)のどちらが優れているか?(患者に望ましいか?)」実は、これは大腸内視鏡専門医が今、重大な関心をもっていることで数年前から米国の学会でも取り上げられています。

新谷先生、掛谷先生から正式な謝罪があれば、私は直ちにサイトから両先生の名前を削除します。私には「医学的資料を提示する」という以上の意図はありません。

 

謝罪が無くとも、私は、今まで通り、内視鏡に全神経を集中するだけです。いずれ判定は裁判官ではなく患者さんが下すでしょう。

 

医療法人・崎鈴会・理事長 鈴木雄久


 専門的には無送気軸保持短縮法・ストレート法と呼ばれます。